タイヤサイズの確認方法

はじめまして、元タイヤメーカーエンジニアのやんきちです。

今日からタイヤについての様々な情報をわかりやすく伝えていきます。

タイヤ交換で正しくタイヤを選ぶために、タイヤサイズの確認方法・サイズ表記の意味について解説させていただきます。   タイヤサイズ一つをとってみても、細かな違いがたくさんあるので、どうやって選べば良いかわからず、悩むことも多いでしょう。   今回はタイヤ交換のまえに知っておきたい、3つのポイントについて解説していきます。

【今日のテーマ】
  • タイヤサイズの記載場所
  • サイズ表記の解説
  • タイヤ交換時の選び方

この記事を読み終えたら、まずは自分の車のタイヤサイズを確認するのが良いかもしれません。   では早速解説に進みます。  

タイヤサイズの記載場所

まずはじめに、タイヤサイズの記載場所について解説します。

タイヤサイズの記載場所はずばり、タイヤの横側です。サイドウォールとも呼ばれる部分で、車に取り付けられているタイヤであれば、外から一番見やすい位置に記載されています。

表記の大きさや位置はタイヤによって多少異なりますが、すぐに確認できるのでみなさんも自分の車のタイヤサイズを一度確認してみてはいかがでしょうか。

タイヤのサイドウォールにはタイヤサイズ以外にも様々な情報が記載されています。メーカーロゴであったり、製造時期、内部の構成も読み取ることができます。少しでも興味がでたら、次に車に乗る前にチラッと確認してみてください。

 

それでは早速実際のタイヤサイズ表記を確認してみましょう。

205/55R16 91V

写真のタイヤの場合、205/55R16 91Vの部分がタイヤサイズになります。タイヤサイズの記載場所が確認できたところで、サイズ表記の解説にいきたいとおもいます。

サイズ表記の解説

タイヤのサイズ表記は[mm]と[%]と[インチ]の3種類の単位が混じっており少しわかりにくくなっています。さらに「タイヤ外径」など一般的にイメージしやすい値は記載されていないなど少し不親切な部分がありますが、タイヤ交換をする際など理解しておくべき内容なので解説していきます。

タイヤ幅[mm]

はじめに、写真のタイヤサイズ表記205/55R16 91Vの205の部分です。この部分をタイヤ幅といい[mm](ミリメートル)で表します。タイヤ幅には、タイヤ総幅とタイヤ断面幅の2種類がありますが、ここに表記されている値はタイヤ断面幅のことを指します。詳しくは別記事で解説しようと思いますが、タイヤにはホイール(リム)を保護するためのリムガードと呼ばれる突起がついたものがあります。タイヤ総幅はこれらの突起などを全て含めた幅のことを示します。

タイヤ幅はmm(ミリメートル)で記載されています。写真のタイヤですと205mmですので約20cmの幅があることになります。乗用車用のタイヤであれば、おおよそ135〜315mmで10mm間隔でサイズがあります。ですので135, 145, 155, …, 315といった具合のラインナップで、末尾の数字はすべて「5」ですね。

ちなみに、読み方も少し変わっており、205であれば「にーまるご」、215であれば「にーいちご」という読み方をします。冗談ではなく本当です。

扁平率[%]

続いては205/55R16 91Vの55の部分です。この値を扁平率(へんぺいりつ)といい[%](パーセント)で表します。少しわかりにくいですが、扁平率はタイヤの②断面高さが①タイヤ幅に対して何%の厚みがあるかという値になり、次の式で表すことができます。

写真のタイヤはタイヤ幅が205mmで扁平率が55%なので、タイヤの断面高さは約113mmというように計算することができます。ちなみにこの部分をサイドウォールや単純にサイドと呼びます。

乗用車用のタイヤであれば、扁平率はおおよそ25〜80%で5%間隔でラインナップがあります。ですので20, 25, 30, …, 80%といった具合のラインナップで、末尾の数字はすべて「0」か「5」ですね。

ちなみに、読み方もタイヤ幅と同様に、55であれば「ごーごー」、60であれば「ろくまる」という読み方をします。同じ扁平率のタイヤをシリーズと呼び、55シリーズ、60シリーズのような呼び方をすることもあります。

扁平率が大きいほど、タイヤの断面高さが大きくなります。断面高さが大きいと車についているタイヤを見たとき、タイヤの黒い部分が分厚く見えます。逆に扁平率が小さいと、タイヤが薄くみえスポーティーな印象にみえます。

タイヤ内径(リム径)[インチ]

次はタイヤ内径について説明します。タイヤ内径(リム径)はインチで表されています。タイヤサイズ表記205/55R16 91Vの16の部分です。このタイヤには1インチは25.4mmですので、タイヤ内径は25.4mm×16で内径が約406mmであることを示しています。(直前のRの部分はタイヤ構造が「ラジアル構造」であることを示しています。これは少しマニアックな内容ですので、別の記事で解説しようと思います。)

乗用車用のタイヤであれば、タイヤ内径はおおよそ12〜22インチで1インチ間隔でラインナップがあります。

読み方はラジアル構造のRとタイヤ内径を合わせてR16であれば「あーるじゅうろく」、R17であれば「あーるじゅうなな」というようによみます。

タイヤ幅、扁平率、タイヤ内径の3つの値を使えばおよそのタイヤ外径を計算することができます。

タイヤ外径は②断面高さ[mm]の2倍と③タイヤ内径[mm]を足したものになります。先程のタイヤですと225.5mm + 406.4mmでタイヤ外径が約632mmと計算できます。個人的には、タイヤの直径がすぐにわかるようなサイズ表記であったほうがわかりやすいと思いますが、残念ながら現在はそのような表示にはなっていません。

ロードインデックス

さて、205/55R16 91Vの91の部分です。この値をロードインデックス(LI)といいます。loadとは荷重の意味で、規程の条件下でタイヤ一本あたりに負荷することが許される最大の質量を表す数値で下記の表のとおりです。

 

速度記号(スピードレンジ)

最後に、205/55R16 91VのVの部分です。この記号を速度記号(スピードレンジ)と言います。その名の通り規程の条件下で許可される最大速度を表しています。

*ZRについては速度カテゴリーです。

 

最後に、205/55R16 91Vのサイズ表記の読み方は「にーまるご ごーごー あーるじゅうろく きゅうじゅういち ぶい」となります。お店の方にタイヤサイズを伝えるときはぜひこの読み方で伝えてみてください。ツウな感じがでて、「知ってるなコイツ」と思われると思います。一言で「タイヤサイズ」というとタイヤ幅扁平率タイヤ内径の3つのことを指すことが大半です。ここではタイヤサイズ表記というと速度記号まで含めた5つの値をあらわすことにしてます。

 

タイヤ交換時の選び方

さてここまでで、タイヤサイズ表記について理解できたと思いますので、最後にタイヤ交換時のタイヤの選び方について説明したいと思います。簡単にいうと、

今ついているタイヤと同じタイヤサイズ表記のものを選べば問題ありません。

タイヤ幅、扁平率、タイヤ内径については、今ついているタイヤと同じものを選択してください。これらを変更する場合、インチアップやインチダウンといったタイヤの選び方をする必要があります。その場合、タイヤだけではなくホイールも変更する必要があります。

また、ロードインデックス、速度記号については今のタイヤよりも高性能なものであれば問題ないでしょう。ロードインデックスであれば同じ数値のものあるいは大きな数値なものを選択する。速度記号であれば表の右側の表記のものを選択すれば良いでしょう。

最後に

ここまで長々とタイヤサイズ表記について説明してきましたが、結論としては

今ついているタイヤと同じタイヤサイズ表記のものを選ぶ

でした。自分の車についているタイヤを確認し基本的には同じものを選びましょう。

以上でタイヤサイズについての解説を終わりたいと思います。

 

ということで、今日はタイヤサイズの確認方法について説明しました、みなさんのカーライフがより豊かなものになることを祈ってます。
それではまた!

 

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