タイヤ組み換え作業を理解しないと、追加料金が取られ放題ですよ?

タイヤ交換といっても実は様々な作業があります。タイヤ交換に必要な作業内容をちゃんと理解していないと、余計な費用がかかってしまうことも。

元タイヤメーカーエンジニアのやんきちがタイヤ交換作業をわかりやすく解説したいと思います。

この記事を読んでわかることは次の4つです。

  • タイヤ交換には「タイヤ交換」と「タイヤ組み換え」の2種類がある
  • タイヤ交換だけなら安くできる
  • タイヤ組み換えはプロに任せる
  • タイヤ組み換え作業の内容

タイヤ交換作業をキチッと把握して、余計な費用を抑えつつ安全安心なカーライフを楽しみましょう。

タイヤ交換には「タイヤ交換」と「タイヤ組み換え」がある

それでは早速タイヤ交換作業について解説したいと思います。

一言でタイヤ交換といっても、ホイールとセットになったタイヤを交換する「タイヤ交換」とタイヤとホイールを一度組み外して新しいタイヤに組み付ける「タイヤ組み換え」の2種類があります。タイヤ交換とだけいうと混同してしまう可能性があるので、お店などに依頼する際は、両者を区別して正しく伝えることが重要です。

それでは「タイヤ交換」と「タイヤ組み換え」を簡単なイラストで説明したいと思います。

タイヤ交換

タイヤ交換とは、ホイールとセットになったタイヤを車に取り付けることを言います。ですので、交換後はタイヤもホイールも別のものが装着されることになります。この作業は、お店にお願いしなくても車載工具を使って自分でも行うことができます。みなさん免許を取られた際に自動車教習所で一度は実施したことがあると思います。走行中にタイヤがパンクしてしまったときなどに、スペアタイヤに交換する作業と同じです。いざという時のためにも自分でタイヤ交換ができた方がいいですね。タイヤ交換の方法については別途解説する予定です。

タイヤ組み換え

タイヤ組み換えとは、タイヤ交換に加えて、タイヤとホイールを組み外し、新しいタイヤとホイールを組み付ける作業が加わります。タイヤとホイールを組み外したり、組み付けたりするには専用の機械が必要になります。工夫次第で機械を使わずに行うことも無理ではないですが、難易度がかなり高くよっぽど自信のある方以外にはお勧めできません。タイヤ組み換えはお店でお願いするのがベストです

タイヤ交換だけなら安くできる

「タイヤ交換」と「タイヤ組み換え」の違いがわかったところで、どちらの作業をお願いしたいかを考える必要があります。ホイールとタイヤがセットになっているものを持っている場合、タイヤ交換のみで大丈夫です。

タイヤ交換のみ行うのはスタッドレスタイヤとサマータイヤの交換、タイヤローテーションのどちらかだと思います。通常スタッドレスタイヤはホイールとセットで準備します。

タイヤ交換のみだと場所にもよりますが2000~5000円+税くらいで行えるのが一般的です。これよりも高ければ別のお店を検討するか自分で交換することを検討した方がいいでしょう。

タイヤ組み換えはプロに任せる

タイヤの組み換えは基本的には素人ではできません。タイヤ組み換えは設備の整った整備場やカー用品店やタイヤ専門店でプロに実施してもらいましょう。どうしても、自分でやりたいという方は、自己責任のもと「タイヤ 手組み」などと調べて見てください。YouTubeなどで解説をしている動画を見つけられると思います。たとえ手組みができたとしても、ホイールバランスの調整は専用の機械がないと実施できません。タイヤやホイールを損傷させてしまうリスクもあるので作業は慎重に行いましょう。とはいえエンジニアの視点でみてもタイヤ組換え作業はプロに任せるのが最適な選択です

新品のタイヤを購入した時はタイヤ組み換え作業が必要になります。お店によっては、タイヤ購入者には組み付けをサービスで行ってくれるところもありますが、それはタイヤ料金のなかに組み付け工賃が含まれているからです。タイヤを安く交換したいのであれば、タイヤ料金とタイヤ組み換えの工賃のトータル費用を考える必要があります。

たとえネット通販等で安いタイヤを入手できたとしても、持ち込みタイヤであれば工賃を割増するといったこともあり、その結果トータルコストが高くなってしまうことがあります。

そのため、タイヤ組換え作業をきちんと理解したえでトータルコストで自分にあった購入方法と作業依頼を実施する必要があります。

タイヤ組み換え作業の内容

タイヤ組み換え作業の内容を正しく理解するために解説していきます。

  1. タイヤ取り外し
  2. タイヤ組み外し
  3. バルブ交換
  4. タイヤ組み付け
  5. ホイールバランス調整
  6. タイヤ取り付け

大まかに5つの作業が挙げられます。一つひとつ簡単に解説していきます。

タイヤ取り外し

タイヤ取り外しは、車両からタイヤを取り外す作業です。誰もが一度は見たことがあると思います。

車載工具でも実施可能ですが、カー用品店などでは、車体を浮かせタイヤ4本のナットを取り外すことで着脱する場合もあります。

タイヤ組み外し

タイヤ組み外しは、ホイールからタイヤを取り外す作業です。タイヤの空気を抜き、専用の機械にタイヤとホイールをセットします。そしてホイールとタイヤの隙間に棒を差し込み、一周ぐるっと回すことでホイールから不要なタイヤを外します。こちらの作業は、専用の機会を使用するので個人で行うことはかなり難しいでしょう。

バルブ交換

バルブ交換は、タイヤの空気を入れるバルブと呼ばれる部品を交換する作業です。タイヤと同様にバルブの一部もゴムでできており、バルブから空気が漏れてもらうしまうこともあります。そのため、新品のタイヤを購入する際に同時に交換することが一般的です。タイヤ組み換え作業のオプションで一本あたり500円+税くらいが相場だと思います。

タイヤ組み付け

タイヤ組み付けは、ホイールに新しいタイヤを取り付ける作業です。タイヤ組み外し時に使用した機械を用いて、ホイールに新しいタイヤをセットします。この段階で、空気を入れ、タイヤとホイールを密着させ空気が抜けないことを確認します。ビードと呼ばれるタイヤ内部の金属ワイヤー部をホイールに密着させる際に「パンッ」と大きな音がします。適正空気圧まで空気を入れて、空気の漏れがないかチェックします。この作業も、組み外しと同様素人には難しい作業です。

ホイールバランス調整

ホイールバランス調整は、組み付け後のタイヤ・ホイールのホイール内側に重りを貼り付け、タイヤ一周で重りが均一になるようにバランスを調整する作業です。ホイールバランスを調整するためには専用の機械が必要で個人で行うことはほぼ不可能です。また、お店によってはバランス調整の機械がないためそもそも実施してもらえない場合もあります。

タイヤ取り付け

タイヤ取り付けは新品のタイヤがセットされたタイヤ・ホイールを車に装着する作業です。タイヤ取り外しと逆の作業になります。最後にナットを適正なトルクで締め付けるためにトルクレンチを使用する場合もあります。

 

タイヤ組換えの一連の作業を紹介しました。それでは最後に工賃やオプション料金について解説します。この中で不要なものは「窒素充填」のみです。窒素充填が不要な理由は別記事で解説しましたので良ければ参考にしてください。

窒素充填が不要な理由

元タイヤメーカーエンジニアのやんきちです。 今回の話題は、タイヤの窒素充填についてです。窒素充填ってご存知でしょうか? 知らなかった人も窒素充填について学べるように、知っていたけど実際どうなの?って方にはその回答をお伝えできれば[…]

  • タイヤ交換
  • タイヤ組み換え
  • バルブ交換(オプション)
  • ホイールバランス(場合によってはオプション)
  • 窒素充填(オプション)
  • タイヤ廃棄
  • 輸入車割増料金
  • 高インチタイヤ割増料金(場合によっては実施不可)

これら工賃の合計額とタイヤ料金を足したものが、タイヤ組み換えにかかる総額費用です。総額費用を比較することでタイヤを安く交換する方法を検討してみてください。

まとめ

タイヤ価格と工賃総額の合計費用で最安値をさがす

タイヤを安く交換する方法については今後記事を載せていく予定ですが、まずはタイヤ交換に関して理解する必要があります。何も理解せず、全部お任せで実施するとタイヤ交換はかなり高額になってしまいます。一方で正しい知識を身に付け、タイヤを安く購入し、工賃を安く抑えることができるカーショップを見つければ、タイヤ交換総額はかなり安くなるでしょう。少しの、勉強で数万円〜場合によっては十数万円も費用が変わってきてしまいます。

TIRE-infoではタイヤ交換を安くするために知っておきたい知識について発信していくので、ぜひご活用ください。

タイヤ交換を正しく理解し空気圧を適正値に保つことで、安全で安心なカーライフをお楽しみください。

 

 

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