
本記事のテーマ
この記事を読んでわかること
- 事前に知っておきたいスタッドレスの保管方法
- スタッドレスの保管に必要なもの
- スタッドレスの保管方法
- 保管場所について
それでは早速解説していきます。
事前に知っておきたい スタッドレスの保管方法の注意点
スタッドレスに限らずタイヤ保管の際に知っておきたい注意点について説明します
- 保管場所を確保しよう
- タイヤの装着位置をメモしよう
- タイヤ保管時の空気圧は100kPa
- 洗剤は使用しないで!水洗いできれいにしよう
- タイヤワックスの使用はNG
保管場所を確保しよう
まずはじめに、タイヤの保管場所はお決まりですか?
「紫外線」、「高温」、「多湿」はタイヤを劣化させる原因になります。また、タイヤは可燃性ですので「火気」からは必ず遠ざけましょう。
どうしても保管場所の確保が難しい場合は、レンタルスペースやタイヤ保管サービスの活用を検討してください。
タイヤの装着位置をメモしよう
スタッドレス交換の際に注意したいことの二つ目は、装着されていた位置をメモしておくことです、スタッドレス交換のタイミングでタイヤローテーションをお勧めしています。装着されていた場所がわからなければ、タイヤローテーションができないので忘れずに記録しておきましょう。タイヤローテーションについては下記記事でも詳しく解説しています。
タイヤローテーションでタイヤが長持ちすることを知ってましたか? 車の維持費はできるだけ抑えたいもの。車の維持費の中でも特に費用がかかるものの一つに「タイヤ」が挙げられます。タイヤを長持ちさせるように使用することで車の維持費を簡単に下げるこ[…]
もし、装着していた場所がもうわからないよという方は、確認方法があります。タイヤは基本的にフロントの方が汚れています。特にホイールの内側はブレーキダストがたくさんついて茶色くなっているので分かりやすいです。ホイールがの汚れが多いものに「フロント」、そうではないものに「リア」という印をつけておきましょう。
タイヤの保管時の空気圧は100kPa
タイヤ保管時はタイヤを保護するために約100kPa程度(出典:ブリヂストン )まで空気を抜きます。ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドでタイヤを外してもらう場合、ついでにタイヤの空気圧も抜いてもらいましょう。
自宅で交換する場合には、空気を抜くことができる圧力計を使用するのがお勧めです。
洗剤は使用しないで!水洗いできれいにしよう
保管前にタイヤをきれいにします。路面の油やブレーキダストなどがタイヤに付着していると、タイヤの劣化が早まってしまいます。スタッドレスタイヤは特に路面の融雪剤が付着していおり、ホイールの腐食の原因になるので、必ずタイヤを洗いましょう。
ただし、洗剤の使用はやめましょう。タイヤには「老化防止剤」という薬剤が使用されており、紫外線などから守る役割をしています。洗剤を使用してしまうと、「老化防止剤」を洗い流してしまいます。
水洗いのあとはよく乾燥させ、水気を飛ばし保管中のタイヤ、ホイールの劣化を防ぎましょう。
タイヤワックスの使用はNG
タイヤをきれいにみせるのにタイヤワックスを使用したくなりますが、保管前のタイヤワックスの使用は基本的にNGです。老化防止剤の効果を弱めてしまったり、ひび割れの原因になることがあります。
スタッドレスの保管に必要なもの
つづいて、保管前の作業に必要なものをご紹介します。
- 保管用の袋
- タオル
- 軍手
- マイナスドライバー
- 空気圧計
保管用の袋
タイヤ購入時などに、ディーラーやカー用品店でタイヤにビニール袋をかけてくれます。お持ちの方はこのビニール袋を再利用しても問題ありません。ただし、内側に水分が溜まっていると劣化の原因になるので、事前によく乾燥させておきましょう。
袋をお持ちでない方は、100均などで購入することが可能です。事前に準備しておきましょう。
軍手
タイヤには路面の汚れやブレーキダストなどが付着してます。また、ホイールを触るときには手を切ってしまう可能性があります。運搬の際には軍手を使用しましょう。
マイナスドライバー
後ほど説明しますが、タイヤの溝に挟まった小石などを取り除く際に使用します。タイヤを傷つけないように、少し大きめのマイナスドライバーを準備するといいと思います。
空気圧計
事前に空気圧を下げている方は必要ありませんが、減圧機能付きの空気圧計があれば便利です。1000円もせずに購入でき、何かと便利なのでこの機会に購入しておくことをお勧めします。
タイヤの空気はタイヤが冷えた、走行していない状態で測るのが基本です。ですので自宅で空気圧が測れるようにしておいた方がいいと思います。
スタッドレスの保管方法
つづいて自宅で行う手順を紹介したいと思います。
- 空気を抜く
- タイヤに挟まった小石を取り除く
- タイヤを拭く
- ホイールを拭く
- 保管する
空気を抜く
写真のように、減圧機能付きの空気圧計があれば、空気圧をチェックしながらタイヤの空気を抜くことができます。約100kPaまで空気を抜きます。
タイヤに挟まった小石を取り除く
スタッドレスタイヤは細かい溝がたくさんあり、ゴムが柔らかいので小石や異物が挟まりやすいです。パンクの原因になったり、小石を跳ね上げて後ろの車にぶつけてしまったりすることがあります。保管する前にマイナスドライバーなどを使って取り除きます。このとき、勢いよく小石が飛んでいくことがあるので注意しましょう。また、タイヤを傷つけてしまっては本末転倒なので、慎重に実施します。
タイヤを拭く
続いて、タイヤをきれいにしていきましょう。水洗いをするか、濡れタオルできれいにしていきます。今回は濡れタオルで拭きました。
ホイールについた油分や鉄粉がタイヤのトレッド(タイヤが地面に接する部分)に付着しないように下記の順番で実施するのがオススメです
- 全てのタイヤのトレッド(タイヤが地面に接する部分)
- 全てのタイヤのサイドウォール(タイヤの文字が書いてある部分)
- リアタイヤのホイール
- フロントタイヤのホイール
タイヤを保管する
最後に保管についてです。ホイール付きのタイヤであれば平積みにします。ホイールがついていないタイヤであれば、縦向きに保管しましょう。保管用の袋がない場合は、物置に直接タイヤをおいてしまうと、タイヤの後が残ってしまうためスノコや段ボールを間に挟みます。
野外の物置は、直射日光が当たるところに設置してあると高温になってしまう場合があるので注意が必要です。
まとめ
スタッドレスタイヤは保管されている期間が長いため、、保管方法を誤れば使用期限が短くなってしまうことがあります。スタッドレスタイヤを正しく保管し、次の冬に備えましょう!

質問はTwitterで受け付けますのでお気軽にどうぞ
https://twitter.com/yankichitire
以上、やんきちでした。